院長ブログ(医療の真実、医者の舞台裏)

2020.04.11

開業こぼれ話 ~医師会仁義なき戦い、その1~

お陰様をもちまして、当クリニックも無事、開院一周年を迎えました。

しかし、私の開院は、普通にスムーズに運んだのではなく、まさに、このブログのタイトル「舞台裏」にふさわしい、なかなかの波瀾万丈だったのです。今回は、この、決して表には出ない、今だから言える当院の開院裏話をご披露したいと思います。

 

 ところで「医師会」、皆様もその名前はお聞きになったことがあるでしょうが、この組織が実際に何をしているのかは、あまりご存じないかと思います。日本医師会の活動は、国の医療行政に関わることを中心に、非常に多岐に亘りますが、ここでは割愛しましょう。

 一方その下部組織に、地区医師会というのが皆さんお住まいの各地域にあるのですが、その活動は、会員が協力して、検診事業や健康情報の提供など、地域住人の方々の健康や意識付けのお手伝いをすることと、もう一つ、会員医師同士の様々な調整をすることです。その中の一つに、開設時のヒアリング、と言うのがあります。凄く分かりやすく言うと、その地域で新たに開業しようとする医院が現れたら、その先生を呼んで「仲間に入れてあげる前に、出来るだけ、既存会員(既に、その地区で開業している医院)に不利益が出ない様、筋を通して下さい」と言うことです。

 実は、少し前までは、この地区医師会のヒアリングが非常に執拗且つ厳しかった時代があり、(既に開業されている先生にとっては、いわば商売敵が参入するわけですから)、理不尽な入会条件を突きつけたり、酷いときには入会を認めない,と言った事案もありました。しかし、本当は医師会に入会しなくても開業に法的問題は全く無いわけで、しかも理不尽な理由で入会を制限することは、独占禁止法に抵触することも明らかにされ、ガバナンスが正されてきたことから、今ではそのようなことは無くなっています・・・・私のケースを除いては。 その2に続く、