院長ブログ(医療の真実、医者の舞台裏)

2021.05.18

特命教授拝命

この4月から、東京医科歯科大学の特命教授を務めさせていただくことになりました。

「特命」とは「特別の命令を出すこと」や「それを任命された人」と言う意味で、かつては特命係長、只野仁と言う番組がありましたが、組織の、ある特定の目的ために指名されて、任務を遂行する人と言うことです。

 では、私が、東京医科歯科大学から求められた「特命」は何か?白内障手術関係のことしかありませんね。

 東京のど真ん中にある、超の付く一流医大に、なぜ京都の開業医が指導に出向くのか?と思われる方も多いでしょう。以前ご説明しましたが、診断や治療に大箱(入院施設のある大きな病院)が有利な病気もあれば、リーダーの決断で医療者も患者も迅速に動け、新しい医療材料や器械も、必要な時すぐに購入できる、クリニックが相性の良い病気もあります。https://www.ouchi-eye.com/blog1/1036/

 このたび私が依頼を受けてお手伝いさせていただく東京医科歯科大学眼科は、ご存じ、近視研究の世界最先端施設で、写真の女性教授が、NHKをはじめ様々なテレビ番組で取り上げられているのを目にした方も多いと思います。日本人の今や国民病ともいえる近視の病因解明とその予防という、国費を投じた壮大な国家プロジェクトを牽引している大学病院です。

 その大学病院にも、近視とは年齢もアプローチも異なる白内障患者さんはたくさん来院されるので、今度はそこにも注力して、質の高い洗練された治療技術を導入したい、と言うことで、白内障の専門家として、白羽の矢を立てられた格好です。

そして、特筆すべきは、その決断を下した、一緒に写っている男性、この大学の学長です。学長は消化器内科の先生ですが、以前に眼科関連学会で招待講演をされたときのご経験から、眼科とくに白内障分野ではクリニックの医師達がシンポジウムや教育講演を牽引していることをご存じで、柔軟なお考えのできるトップです。

 そのような経緯から、このたび第一回目のお仕事に出向いてきたわけですが、大きな期待を背負った責任の重さと共に、気概ある若い仲間に囲まれる喜びを感じています。

 

正しい手術医療と向上心を大切にしてきた、私の仕事に取り組む姿勢。京都ローカルとは、ひと味もふた味も違う、東京のシンプルで合理的な評価。今度は私が応える番です。