院長ブログ(医療の真実、医者の舞台裏)

2022.07.28

医師の手術教育は誰がする:手術の教科書を編集執筆

昨年、手術の教科書の白内障手術のパート、一部を任され執筆しました。「教科書を任される、と言う事」

今回は、白内障手術に搾った内容で、一から企画編集、そして共同執筆した教科書を作りました。それも、初心者研修医ではなく、中級術者向けという、これまでに無かったコンセプトのものです。教科書というと学校の教材、お医者さんに教科書があるの?と思われた方、上のリンクをご覧下さい。

さて、今回の教科書、タイトルは「白内障 7人のサージャン」という、一風変わった、そして表紙もご覧のように、なんだか昔の映画のパンフレットみたいでしょ?

7人は、出身校も所属医局も住んでいるところもバラバラですが、日頃から学会をはじめとした学術活動、さらにはプライベートな時間も共有している仲間達で、みな、白内障手術へのこだわりと、手術教育、そして正しい手術医療の普及に情熱を持っている、令和時代の白内障の世界をリードする医師達です。
そんな7人ですから、阿吽の呼吸で編集が進み、「初心者だけでなく、中上級者:特に指導医やクリニックで孤軍奮闘している開業医の先生方にも役立つ」まさに我々が欲しかった、実践的かつユニークな手術書が出来上がりました。我々医師の仕事は、一般のビジネスとは違って、通常、利害関係はあまりありません。この7人は、友達でもありライバルでもあり、手術に疑問や悩みが生じれば、直ぐに相談出来る関係:ちょうど、プロ野球オールスター戦で親しくなった、ライバルチームの主力選手達のような関係です。大人になっても、仕事を通して繋がる仲間が出来ることに日々感謝しながら、頭の中は手術を科学しているのですが、読者の先生方にも、その息づかいを感じていただければと思います。また、患者さんには、手術を真剣に科学し教科書として形に出来る医師、日本全体の医療の質向上に熱意を持った手術医が居ることを知っていただければ、ご自身の治療にも参考になると思います。

学会場でも販売、好評でした。