院長ブログ(医療の真実、医者の舞台裏)

2019.02.02

超・本音の多焦点眼内レンズ、すべてお話しいたします

皆さんは「老眼が手術で治る」と聞くと、飛びついてみたくなりませんか?最近、マスコミでも取り上げられることの多い、この手術、私は、平成18年に、この手術を京都で初めて、自分の母親に行いました。あれから11年、約800眼の老視矯正手術を執刀しましたが、それでも、毎回、患者さんごとに最適な手術を提供出来るよう、頭をフル回転させながら手術戦略を考えている、難しい手術です。

今日は、横浜で開催された、日本眼科手術学会で、本音の多焦点眼内レンズセミナーと題して、東京、神奈川、姫路、そして京都代表として私、大内雅之の4名が、多焦点眼内レンズ診療のスペシャリストとして指名され、講演とパネルディスカッションをしてきました。

最近、ホームページに「多焦点眼内レンズ手術」を、診療項目として掲示している眼科施設は沢山あります。そんな先生方に、この手術のコツや注意点を、レンズメーカー各社の協賛を得ずに、本音でお伝えする講演会です。これは、なかなか難しい手術なのですが、中には、多焦点眼内レンズ手術を一手に引き受けていた医師が退職したあとも、収益維持のために、アルバイト医師などを手配して、手術を続ける施設もあります。でも殆どの施設は、院長自らがこの手術に真摯に向き合い、執刀医として、この手術の難しさも感じている誠実な先生だと思います。その証拠に、企業利益の絡まない、専門家の生の声を聞ける、貴重な機会だと、立ち見の先生方が壁を埋め尽くすほどの盛況ぶりでした。全国の眼科の先生の真面目さと、手術に対する熱意を改めて感じ、大変嬉しく思った、有意義なお仕事でした。
患者様にとっても、眼の一部を、人工物に入れ替える白内障手術、しっかりと見極めて、医療施設を選びたいものですね。色んな情報をキッチリと消化して考える一助になれば、幸いです。