※京都府最多
| 手術件数 | |
|---|---|
| 令和1年 (12月~) |
10眼 |
| 令和2年 | 138眼(※) |
| 令和3年 | 256眼(※) |
| 令和4年 | 333眼(※) |
| 令和5年 | 376眼(※) |
| 令和6年 | 464眼(※) |
| 令和7年 (10月現在) |
441眼(※) |
| 手術総数 | 2,018眼(※) |




当院院長は、ICL認定医の中の、京都で唯一Staar Surgical社のエキスパートインストラクターです。
認定医は国内約350名。 当院院長は、その中の院外指導医(国内16名)です。
ICL手術では、同じく視力矯正を目的としたレーシック(LASIK)とは異なり、国内での安全な普及を目指して「認定医(ライセンス)制度」が設けられています。LASIKにも一部で認定制度が存在しますが、ICLの場合はより厳格な認定医制度があり、すべての眼科医が手術が可能というわけではありません。 まず眼科専門医の資格を持ち、屈折矯正手術に関する講習を受講し、認定手術を経て、初めて認定医としてのライセンスが授与されることでICL手術を実施することが可能となります。 このライセンスは、ICLレンズの国内唯一の正規提供元であり、2010年2月に厚生労働省から承認を受けたSTAAR Surgical社によって発行されていますが更に、次に説明する3つの段階に分かれます。

・エキスパートインストラクター
エキスパートインストラクターは、ICL認定医制度の最上位資格であり、ICL手術の高度な技術と豊富な経験を持つ医師に与えられます。この資格を持つ医師は、他の医師の手術に立ち会い、技術指導や認定可否の判断を行う役割を担います。日本国内では、エキスパートインストラクターの資格を有する医師は非常に限られており、全国で約16名のみ。ICL手術の普及と安全性向上に貢献する重要な存在です。
・インストラクター
インストラクターは、ICL認定医の上位資格であり、一定の手術実績と技術力を持つ医師に与えられます。この資格を持つ医師は、同じ施設内で認定医を目指す医師の指導や、認定手術の立ち会いを行うことができます。
・認定医
認定医は、ICL手術を行うための基本資格であり、眼科専門医であることに加え、指定された講習会の受講や認定手術の実施など、複数の条件を満たすことで取得できます。この資格を取得した医師のみが、ICL手術を適切に行うことが許されます。認定医は現在、約350名 。

専門家からの評価が高く、学術的にも正しい手術医療が行われています。
商業主義に乗った医療機関ではありませんので、美容系クリニックとの価格競争は致しません。ICL関連では、関西で唯一の、国際講演+海外誌の掲載実績を持つ医師です。

担当医、執刀医が明確で、派遣、出張医師の手術は行いません。
この手術は、術前検査と手術執刀が密接に関わっているため、医師の分業は考えられません。
上記2の手術費用が適正価格である事とも関連します。

【国際学会】
米国白内障屈折手術学会 2021年,2022年,2023年, 2025年
ヨーロッパ白内障屈折周術学会 2024年,2025年
【国内学会】
日本白内障屈折手術学会 2021年, 2022年
日本眼科手術学会 2022年, 2024年
Scientific Reports 2025


Scientific Reports 2024

Journal of Cataract Refractive Surgery, 2022

屈折矯正手術セミナー スキルアップ講座 ICL挿入眼での白内障手術の注意点. あたらしい眼科, 2022
40歳以上の症例に対する後房型有水晶体眼内レンズ(ICL)手術の臨床成績と患者背景. IOL&RS , 2024



ICL(屈折矯正手術)は、レンズを挿入する手術のため、レーシックのように角膜を削ることなく、良好な視力と鮮やかな見え方を獲得することができます。


レーシックでは適応外となる強度の近視の方や乱視の方でも手術を受けることが可能です。また、角膜の薄い方にも対応可能です。


コンタクトレンズを毎日交換したり、洗浄液で洗ったりとメインテナンスの必要がありません。外泊、旅行、スポーツ、災害時での紛失などの煩わしさからも解放されます。生体適合性の高い素材のレンズで生涯手入れは不要です。


特に問題なければ、レンズを交換することなく眼の中に入れておくのですが、万一、術後の見え方に問題が生じた場合、レンズを取り外して元に戻すことが可能です。


角膜を削るレーシックでは一時的にドライアイが生じることがあります。また、アレルギーが強い方でも、ICLではコンタクトレンズのように、症状が悪化することはありません。


角膜を削るレーシックでは、術後の角膜表面の歪みにより、ハローやグレアといった視覚障害が生じることがありますが、ICLではこのような問題が生じることはほとんどありません。



ICL手術を受けた場合とコンタクトレンズを長期で使用した場合のコストを比較しました。
ICLは両眼で660,000円、コンタクトレンズは1ヵ月両眼で6,600円(1dayコンタクトレンズ 片眼3,300円×2箱)だと仮定して、15年間のコストを算出したとします。
コンタクトレンズを8年使用すると、ICLと同じ費用になり、9年を過ぎると、その後コンタクトレンズの費用がどんどん高くなってゆくのが分かります。
現在、コンタクトレンズを使用されている方は、月どのくらいの費用がかかっているのか、今後何十年使用するのか計算をして、比較して頂けると良いと思います。


レーシックとの比較を分かりやすく表にしました。当院においても患者様よりICLとレーシックの違いについて質問を受けることがございます。それぞれの特長をご理解頂いた上で選択して頂きたいと思います。
| ICL治療 | レーシック | |
|---|---|---|
| すっきり鮮やかな見え方 | ◎ | ○ |
| 20~30分の治療 | ○ | ○ |
| 角膜を削る | 角膜を削らない | 角膜を削る |
| ドライアイ | ドライアイにならない | 時折ドライアイになる |
| 元の状態に戻せる | ○ 取り出せる |
× 元に戻せない |
| 将来の眼疾患治療への影響 | ○ 将来の白内障手術の精度を 落としません |
△ 角膜が関連する治療の場合 制限が加わる可能性がある |
| 薄い角膜への治療 | ○ | △ 限度がある |
| 紫外線カットレンズ | 素材は紫外線をカット | × |

乱視用ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズをご使用中で、早めの手術をお考えの方は、適応検査前から装用中止していただくことをお勧め致します。


眼の精密検査を行い、その結果を元に手術の内容や手術前後の注意事項について詳しくご説明します。


眼内レンズの度数を決めるための再検査です。採血も行います。この検査の前に、コンタクトレンズの装用中止期間があります。


予約金のご入金確認後に、レンズを海外のレンズメーカーにオーダーします。レンズが届くまでに2週間〜1ヶ月ぐらいかかります。(乱視用は2ヶ月かかる場合もあります)


レンズが届きましたらご連絡致しますので、手術日をお決め下さい。


点眼麻酔をして角膜の縁を約3mm切開します。

切開した部分からICLを眼の中に入れます。

ICLを虹彩と水晶体の間に固定します。

院内で暫くお休み頂いたあと、検査し、帰宅頂きます。


散瞳検査を行いますので、来院時の運転は
控えてください。


1年に1回検査があります。


※自費診療手術ですので、健康保険は適応されません。

その他に、初回受診時に
術前検査費用が必要です。
自由診療10,000円
(2回目以降の検査費用も含みます。)
※医学的理由で、手術適応にならなかった場合は、
検査費用は頂きません。




眼内コンタクトレンズ(ICL)は、コラマーと呼ばれる特殊な素材で、従来のソフトコンタクトレンズのような柔らかさがあります。ですので、外傷で眼をぶつけてしまったとしても、レンズが割れて眼を傷つけることはありません。
眼内コンタクトレンズは、生体適合性が高く、長期間使用しても眼に悪影響を及ぼすことはありません。また、白内障の手術が必要な場合には、眼内コンタクトレンズを取り外すことが可能です。
ICL治療の一般的な適応年齢は、21~55歳くらいまでの方で、使用しているメガネ・コンタクトレンズの度数が安定している方となります。中でも強い近視や乱視のある方におすすめです。
また、眼球の奥行きや部分サイズによっては、眼内コンタクトレンズの取り付けるスペースが足りず適応外となることがあります。他には、一部の眼の疾患や一部の全身疾患をお持ちの方は治療の対象外となることがあります。
点眼麻酔を行うため、手術中の痛みはありません。術中は眼を開けておくための器具を使用するため、まれに圧迫感、不快感、違和感が生じる場合もあります。
術後に麻酔が切れた際、軽い痛みや異物感が生じることがありますが、時間と共に軽減・消失します。
手術直後は、炎症のため見えづらさもありますが、通常翌日~1週間程度で視力が安定します。(個人差があります。)
ICL治療は、公的医療保険の対象ではありません。ただし、加入されている民間の保険の給付対象になっている場合があります。
「有水晶体眼内レンズ挿入手術」に対する給付が契約に盛り込まれているかどうか、ご加入の保険会社にお問合せください。
夜間に光がにじんだり、まぶしく感じる「ハロー・グレア」が生じることがあります。ほどんどの方が数ヶ月で解消されます。まれに、乱視用レンズの回転が起こることがあります。
起こりうる合併症のリスクやその際の対処につきましては、医師から事前に詳しく説明をさせていただきます。
周囲の方やご自身が見て、眼内コンタクトレンズが入っていることは分かりません。
眼内コンタクトレンズは虹彩の後ろに入れるレンズのため、眼科医が検査機器を使用して確認しない限り、外から見えるということはありません。
レーシック手術の場合、術後数年間で視力が落ちる(近視の戻り)傾向にあることが学会で報告されています。特に強度の近視の方に著しい近視の戻りがみられます。
現在まで、ICL治療による顕著な近視の戻りは報告されておりません。手術直後、そして何年経過しても長期にわたる視力の安定が期待できます。
